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ひすい編

エクボ

ジェダイト(ひすい)は繊維状結晶の集合構造をとっているので部分的な硬さの違いが生じ、研磨の際に表面に極くわずか薄皮を剥がしたような構造が部分的にみられる。これはエクボと呼ばれジェダイト(硬玉)の特徴である。

玉(ギョク)

ギョクはひすいを意味するが、一般的にひすいと呼ばれるものには硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)があるが、両者は全く異種の鉱物である。またひすいを意味する英語ジェード(Jade)もジェダイトとネフライトの両者を含む。

硬玉(ジェダイト)

Jadeite

本ひすいとも呼ばれ、宝飾用となる翡翠の産出地はミャンマー(旧ビルマ)北部のカチン州のみで鉱物種としては輝石鉱物で、化学成分はソーダ・アルミナ珪酸化合物。構造的には繊維状結晶の集合体なので靱性は非常に強い。ジェダイトの魅力的な緑色はクロムに起因しており、色の鮮やかなものは極めて高価である。

軟玉

Nephrite

ひすいは硬玉(Jadeite)と軟玉(Nephrite)の2種の鉱物に対する総称であるが、ネフライトはジェダイトより価値は低い。ネフライトは角閃石の一種でシベリア、ニュージランド、中国、台湾、ワイオミング、カリフォルニア、アラスカなどで産出する。ジェダイトとの区別は屈折率の測定が有効である。ジェダイトの屈折率は1.66、ネフライトは1.61。

新潟(糸魚川)ひすい

古墳などの遺跡で出土される玉の殆どは、新潟県西頸城郡青海町青梅川や糸魚川市姫川の河原で見い出されるジェダイトを加工研磨したものであると言われている。これらを、新潟(糸魚川あるいは姫川)ひすいと呼んでいる。

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