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USA会議レポート

本年も1月末から例年通り米国のアリゾナ州ツーソン市でGem Trade Association(AGTA)、Gem&Jewelry Exchange(GJX)、Worldwide Gem&Jewelry、およびGem Lapidary Dealers Association(GLDA)などのジュエリーショーが開催されました。

各ショーをまわって感じたことは、例年と比べてバイヤーも出展者の数も少ないこと。例年なら特にGJXショーでは通路が行き交う人で一杯の筈が今年は人もまばらでゆっくりと石を見て回ることができ、出展者も暇そうにしていました。案の定、ある出展者はビジネスが昨年より良くなかったとある業界誌のインタビューで嘆いていました。

原因の一部には、増加する国際展示会、米ドルの衰退、原油価格の上昇などがあるかも知れません。最近は全米を含めて、海外でのジュエリーショーがやたら多く、このようにあちこちで開催しているとかえってインパクトがなくなり、また各ジュエリーショー開催地に飛ぶ旅費も原油の値上がりで影響を受け、ツーソンではこの時期ホテルの室料も毎年上昇し続けており、出展者にもバイヤーにも良い材料は見受けられません。

モザンビーク産トルマリン紫青、ピンク、黄緑石は未加熱、青は加熱石。

モザンビーク産トルマリン紫青、ピンク、黄緑石は未加熱、青は加熱石。イーダーオーベルシュタインパビリオンにて。

今回のショーでの最大の話題は、最近までブラジルのパライバ州およびリオグランデ・ド・ノルテ州でしか発見されなかった銅、マンガンを含むブルーからグリーンのトルマリン、所謂パライバ・トルマリンと非常に良く似たトルマリンがモザンビークやナイジェリアからも新たに発見されたことでした。GLDAやGJXショーの双方では、ブラジル人のディーラーと同様にドイツ人の多くのディーラーが、これらのトルマリンに様々な価格をつけ展示していました。

その殆どのディーラーは、これらの石の原産地を把握しており、ブラジル産か、モザンビーク産か、ナイジェリア産かを開示しております。しかし、一部のディーラーがこれらを「パライバ」、「パライバタイプ」と呼んだことで、ショーの期間中、名称についての議論がいたる所で激しく行われました。それらをパライバ・トルマリンと呼ぶことに反対した何人かのブラジル人は、パライバと呼べるのは実際にブラジルのその地域から来たものだけに限定されるべきだと言います。しかしながら、その他の殆んど業者は、その名称で呼ばれるブラジル産トルマリンの多くが実際にパライバ州の外で採掘されていると指摘していました。

GILC会議でパライバ・トルマリンの地質学的背景を説明するミリセンダ博士

GILC会議でパライバ・トルマリンの地質学的背景を説明するミリセンダ博士(左から2人目)

これらのショーの直前に開催されたGEMSTONE INDUSTRY AND LABORATORY CONFERENCE (GILC)会議でも、これらトルマリンについて討議が行われました。そこでは、ドイツ宝石学会のミリセンダ博士よりブラジル(パライバ州、リオグランデ・ド・ノルテ州)、ナイジェリア、モザンビークの産地特性、化学成分分析等の発表があり、産地特定の困難な事や銅とマンガンを含むトルマリンを産地に関係なく“市場ではパライバ・トルマリンと呼んでいる”と鑑別書にコメントを入れているとの発表がありました。

また、日本ジュエリー協会(JJA)の代表として水村氏から、現状の日本のパライバ・トルマリンの鑑別分類上での状況説明が行われ、同様にスイスのSSEFからも彼らが銅を含むエルバイトは“パライバ・トルマリン”と呼んでいること、AGTAからは彼らが“パライバ・トルマリン”を変種名として扱っており、コメントにはこれが産地を表わすものでないことも記載していると云った発言がありました。そして、ブラジルの代表からは、『ブラジルには多くの石がアフリカより輸入され、販売されている。ブラジルで購入することは産地を保障するものではない。オリジナルのバタリャでも質の良いものも悪いものも有る』との説明も有りました。

CIBJO Coloured stone Steering Meeting の風景

CIBJO Coloured stone Steering Meeting の風景

この会議における議論で殆どの国がパライバ・トルマリンと呼ぶ条件にブラジルと限定するという考えはなく、銅着色のトルマリンであればパライバ・トルマリンであるべきという方向性が示されました。しかし、名称に関して商業名とするか変種名とするかの結論(すなわち、“別名パライバ・トルマリンと呼ばれています”とコメントとして記すか、鑑別結果 鉱物名:トルマリン 変種名:パライバ・トルマリンと記すか)は次回会議に先送りされました。

また、今回の期間中にCIBJOの各種ワーキンググループの会議が開かれております。筆者もColoured Stone Steering Committeeのメンバーで、今回はもう一人の日本側のメンバーであるN.アラウディーンJJA国際部委員長が欠席のため、藤田貞治氏に代理としてこの会議に出席していただきました。今回の最大の議題は、ブルーブックの第8条(一般開示)と第9条(特別開示)を統合し、完全開示にするという提案についてで、藤田氏には大いに意見を述べていただきました。この提案は、米国代表から提出されたもので米国の連邦規定(FTC)の概念は完全開示であるため、現在のCIBJOルールに従う国から輸入されたものは米国の消費者に混乱を与えています。日本も2年前に開始した新ルールで完全開示が基本とされているため、日本にとってもこの改定案は受け入れられるものです。本年7月のCIBJOバンクーバー総会に向けて、今後この改定作業に入ることが決定されました。

ラボトピックス「ジェメシス社製 合成ダイヤモンド」

ジェメシス社製 合成ダイヤモンド

大阪支店 山根 千恵  

先日、1ctをこえるアメリカ ジェメシス社製合成ダイヤモンドが持ち込まれました。色相はYellow Orangeで照射処理をされていました。以下当該石の鑑別特徴について報告します。

はじめに

1955年アメリカGE社が初の合成ダイヤモンド育成の成功を公表して以来、合成ダイヤモンドの製造技術が発展し生産量の増加だけではなく、今日では1ctを超える合成ダイヤモンドが商業ベースで宝飾市場に流通しています。

特に各色カラーダイヤモンドの合成は天然カラーダイヤモンドの人気に伴い、現在ではジェメシス社の他にチャザム クリエイテッド ジェムズ社、ルーセントダイアモンズ社などが合成カラーダイヤモンドを大量に販売しています。そして今後さらに供給量が増加すると考えられています。

写真1

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ジェメシス社製合成ダイヤモンド

ジェメシス社はアメリカ フロリダ州サラソタを本拠地とし、Yellow、Orange Yellow、Yellow Orange色相のIbタイプ合成ダイヤモンドを主に商業ベースで製造しています。

ジェメシス社の製造方法はHPHT(高温高圧)法で「BARS」とよばれるダイヤモンド成長装置を使用し、成長条件は5.0~6.5ギガパスカル、1350~1800℃の環境で育成させます。また育成方法は、鉄、ニッケル、コバルトなどを溶媒とし、成長室の上部に原料となる炭素を、下部にダイヤモンドの種結晶を置き、上下部分に温度差を生じさせ結晶化を促す「温度勾配」法での育成です。

ジェメシス社製合成ダイヤモンドの鑑別

今回のこの石は、ダイヤモンドのソーティングとして持ち込まれました(写真1)。色相は、Fancy Vivid-Deep Yellow Orangeで、重量は1.180ctでした。クラリティはSI2、カットはVery Goodでした。(通常、合成石にはグレードは適用していません) 

またこの石には、ガードルに『GEMESIS CREATED』の刻印がありました(写真2)。

紫外線蛍光反応は長波紫外線は faint Orange に、短波紫外線は Medium Orangeに発光し、長波短波とも中央部分にGreenish Yellowのクロス形模様が見えました。拡大下では、テーブル下にピンポイント状の金属インクルージョンが分散したクラウドがあり、天然のクラウドよりレリーフが高く感じられることと、クラウドがセクターに依存した配列なのが特徴的でした(写真3)。

パビリオン側から観察すると、全体的にオレンジの色相の中にイエローの色相部分がありカラーゾーニングが明瞭に見えました(写真4)。これはHPHT法合成ダイヤモンドに特徴的で、八面体に平行に成長してきた領域と六面体に平行に成長してきた領域とが生じることでみられるセクターゾーニングです。

次に、DTC製ダイヤモンドビューで蛍光像を観察したところ、セクターの発光が明瞭に確認されました(写真5,6)。この蛍光像は明らかに天然ダイヤモンドとは異なるものです。

FTIRでは、1344cm-1、1130cm-1の吸収が現れ典型的なIbタイプでした。1282cm-1の吸収も出現しIaA要素も含まれています。また照射処理に由来する、H1a(1450cm-1), H1b(4935cm-1)の吸収も現れました。

紫外-可視分光ではN-V‐センタ(637nm)が明瞭に現れ、この合成ダイヤモンドはイエローの色相だったものを照射処理されオレンジベースの色相に改変されたことがわかります。

以上のように、ジェメシス社製合成ダイヤモンドは典型的なHPHT法の特徴を示しました。注意深く対応することで天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドは充分識別可能と思われます。

小売店様向け宝石の知識「ネフライトとジェイダイト」

ネフライトとジェイダイト

ネフライトは緑色半透明の宝石が代表的で鉱物名は天然アクチノーライト-トレモライトです。中国では人間に生命力を与える「奇跡の宝石」「魔法の宝石」として崇められ、昔から“yu”と呼称され「王の玉」と尊重されてきた長い歴史を持ち、5000年以上のヒスイ文化が栄えてきました。

緑色の宝石は強い生命力を象徴し、身体から災難を防ぎ、精神力を強め、健康を増進すると考えられてきました。中国ではヒスイへの崇敬は高く、ヒスイを置物として部屋の装飾品に、また身体に着用するために指輪、腕輪、耳輪、首輪に加工され、おしゃれに魔除けに使われてきたのです。

中国、東南アジアに旅行すると人々が緑色の宝石を身につけているのをよく目にします。緑の宝石ヒスイは五徳〈仁・義・礼・智・勇〉を高める力があり、また五福〈長寿・健康・徳・富・自然老衰死〉も象徴しています。中国の農村では遺体の耳、鼻、口などにヒスイの玉を入れ、故人よ永遠なれと埋葬する風習があります。ヒスイがいかに生活に密着しているかがわかります。同じような風習は中央アメリカにもあります。

ヒスイは英語Jade・ジェードで緑色の石を意味し、スペインの征服者がメキシコを征服したときに名付けた呼び名です。緑の宝石ヒスイを1789年ドイツの鉱物学者ワーナーはネフライトという語を使いました。しかし同じように見える緑色の石は実は鉱物学上まったく違う2種類であることを1863年ダマー教授が発見し、それまでのネフライト(Nephrite)の呼称とは別に一方をジェイダイト(Jadeite)(硬玉)と名付け区別しました。

中国人にとってヒスイといえばネフライトのことで、加工しやすく産出量も多いので装身具のほか彫刻工芸品として玉器がつくられ珍重されてきました。18世紀中期にビルマ(ミャンマー)から同じ緑色の宝石ジェイダイトが入ってくるまで、中国では古代からネフライトだけでした。本ヒスイはビルマ産ヒスイのジェイダイトを指し、ネフライトとは別種の宝石です。

NHKスペシャル番組「シルクロード」の中で、中国の古代の王たちは遺体にネフライトの小片を金の糸で編みこんだ「金縷玉衣」といわれるネフライトの衣裳をまとって埋葬された話、トルキスタンの「崑崙山脈」北側の白玉川から産出されるネフライトが砂漠を往く駱駝の背に乗せられてホータンから北京へ運ばれる「ヒスイの道」の映像が印象的でした。1295年マルコポーロはホータンを訪れた際にヒスイ産地のことを記述しています。なおネフライトの産地はニュージーランド、ロシア、台湾、米国、カナダなど世界に広く分布しています。

ネフライトの主要特長は 1.靭性強度には優れているがモース硬度では本ヒスイ(ジェダイト)に及ばない。 2.緑色を中心にホワイト、ブラックがかった多彩な色種 3.古代彫刻品にも近代デザインの装身具にも想像力をかきたてる 4.ヒスイに似た落ち着いた深い緑の色合い、てり、半透明度は、和服を含む東洋の衣裳にまた洋服にも似合い、シルク、ウール、ベルベットなど現代風の服地にも十分に合わせられます。

ネフライトは文化教養ある人、気品ある人、落ち着いた人、知的な人によく似合う宝石です。

「楽しいジュエリーセールス」
著者 早川 武俊

ワールドニュース

イスラエルNews

1月のイスラエルの研磨済みダイヤモンドの輸出量は前年同月期より6.5%ダウン
1月の研磨済みダイヤモンドの輸出量は、金額ベースで2005年の同月期6億5700万ドルと比べ6.5%ダウンの6億1420万ドルに達しました。数量(ct)ベースでも39万4220ctsと19.1%減少しました。
1月のダイヤモンド原石の輸入も、金額ベースで2005年同月期と比べ19.2%減少し3億4960万ドルでした。数量(ベース)でも137万ctsと24.8%減少しました。しかし逆に研磨済みダイヤモンドの輸入は、金額ベースで2億5619万ドルと10%増加しました。数量(ct)ベースでも25万1181ctsと3.2%の増加です。イスラエルのダイヤモンドの原石の輸出は、金額ベースで2億7370万ドルまで(18.4%)減少し、数量(ct)ベースで200万ctsに(24.3%)減少しました。イスラエルの研磨済みダイヤモンドの大部分はアメリカ合衆国向けで昨年より2.6%増加して4億0035万ドル、ベルギー向けも12.5%増加の5621万ドル、しかし香港向けは54%ダウンの4286万ドルになりました。イスラエルのダイヤモンド原石輸入の1ctあたりの価格は255ドルで7.4%上昇し、イスラエルの研磨済みダイヤモンドの輸出の1ctあたりの価格は、1558ドル/ctで15.6%上がりました。

M-レポート

-6.5,wh/SI+、had yet to show any signs of pick up in sales, 1/10-1/6,wh/PQ、demand was on the rise, 1/4-1/3,wh/PQ、 demand was soft, 3/4,D-K/VS+、demand was on the rise, 1ct-10ct,D-M /SI2+、 were in strong moving

アメリカNews

2005年の米国の研磨済みダイヤモンドの輸入量は前年の11%増加
米国国勢調査局によって発表された2005年の研磨済みダイヤモンドの輸入量は、金額ベース合計154億ドルで前年より11%成長しました。同じく2005年の研磨済みダイヤモンドの輸出量も金額ベースで23%の伸びを示し81億ドルです。数量(ct)ベースでも720万ctsに達しました。
2005年のダイヤモンド原石の輸入も、金額ベースで8億6400万ドルでした。前年比で15%の増加です。ダイヤモンドの原石輸出は、数量(ct)ベーでス2004年に比べ81%(160万cts)ダウンしました。2年連続の減少です。しかし、2005年のダイヤモンド原石の輸出は、金額ベースで3億8100万ドルで42%の増加でした。

M-レポート

-2,across the board、was selling strongly, -6.5,across the board、was in good demand, +6.5,across the board、 was slow, 4/4,color treated blue、was selling strongly, 1.25-1.75cts,D-I/VS1-SI2、were enjoying healthy sales, 2-5cts,across the board(mainly G-H/SI1) 、good makes, were selling

ベルギーNews

1月のベルギーの研磨済みダイヤモンドの輸出量は前年同月期より16%アップ
HRDダイヤモンドオフィスによって発表された数字によると1月の研磨済みダイヤモンドの輸出量は、金額ベースで16%増加の6億8400万ドルに達しました。数量(ct)ベースでは61万5000ctsと7%減少しました。
1月の研磨済みダイヤモンドの輸入量は、金額ベースで20%増加の7億4200万ドルに達しました。しかし数量(ct)ベースでは80万6100ctsと2%減少しました。
ベルギーの研磨済みダイヤモンドは、アメリカ合衆国向け、香港向け、そしてイスラエル向けで輸出総量の56.4%にもなります。その内訳は、金額ベースでアメリカ合衆国向け2億0230万ドルでわずかに減少、香港向けは58%増加の9850万ドル、イスラエル向けは52%増加の8540万ドルになりました。特に英国への研磨済みダイヤモンドの輸出量が飛躍的伸びており78%増加の4940万ドルに達しております。

M-レポート

-2,wh SI+、was moving well, -6.5,across the board、was in high demand, +6.5,across the board、demand was on the rise, 1/10-1/6,wh/PQ、were staring to move, 1/4-1/3, wh/PQ、were picking up, 1/4-1/3,D-K/SI+,good makes、 were starting to sell, 3/8-1/2,D-K/SI+、 demand was on the rise, 1ct-5ct,wh/PQ、including goods for treatment were selling

インドNews

12月のインドの研磨済みダイヤモンドの輸出量は前年同月期より16%ダウン
12月の研磨済みダイヤモンドの輸出量は、金額ベースで昨年の同月期7億5830万ドルと比べ16%ダウンの6億3700万ドルに達しました。数量(ct)ベースでも300万ctsに達しました。
4月から12月まで(第一四半期から第三四半期)の研磨済みダイヤモンドの輸出は87億ドルに達し、前年同期比で14.4%の増加です。数量(ct)ベースでも同期3%アップの3400万ctsに達しました。12月のダイヤモンド原石の輸入も、金額ベースで8億4300万ドルでした。同じく4月から12月まで(第一四半期から第三四半期)のダイヤモンド原石の輸入は67億ドルに達し、前年同期比で26%の増加です。数量(ct)ベースでも1億6400万ctsに達しました。ダイヤモンドの原石輸出は、4440万ドルで66%増加しました。
インドの研磨済みダイヤモンドの輸入は、金額ベースで1億2600万ドルと61%に急増しました。4月から12月まで(第一四半期から第三四半期)の研磨済みダイヤモンドの輸入は25億ドルに達し、前年同期比で47%の増加です。同期のダイヤモンド原石の輸出は、金額ベースで4億2550万ドルで79%の増加でした。数量(ct)ベースでも25万1181ctsと3.2%の増加です。

M-レポート

-2,wh SI+、was selling well, -6.5,wh、good demand, +6.5,wh high demand, 1/10-1/6,wh/PQ、good selling for overseas buyers, 1/10-1/6, D-J/SI+, good makes、were in demand, mainly by the local Indian market, 3/8-1/2,D-K/SI1+, good makes、 were in strong motion, 1ct-5ct,wh/PQ including goods for treatment、were selling strongly both to overseas and local Indian buyers


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